この本の作者は、日本全国4000社以上の塗装店経営を指導を行い、業界の健全発展に貢献したとして2012年に「社会文化功労章」を受賞した、日本建築塗装職人の会 会長 青木忠史さんという方が書かれています。
では、以下にて解説いたします。
ポイント1:近いこと
現在はSNSやネットの発達により、いろいろな業者がWEBサイトを持っております。しかし、ここに最初の問題があります。
それは、”どのWEBサイトを見ても似たような内容が記載している”ということ。結局どこが信じられるのか分からなくなってきます。そこで、塗装工事業者を選ぶポイント1が「近くの業者」という点です。
近くの業者であれば、契約前に事務所を見に行くことも、近隣の方に評判を聞くことも可能です。
結局、近所の方々は良く知っているので、WEBサイトよりも確かな情報がそこで得られます。
ポイント2:健全な会社であること
昔から「健全なる精神は健全なる身体に宿る」と言われていますが、それは会社も同じです。リフォームは、どんなに良い工事をしてもらっても、工事をした後が大事です。お客様が「ちょっと気になるなぁ」と思った時に、電話をして過ぎに対応してくれるということが安心に繋がり、健全な会社であることの証明でもあります。
それがずっと続いてこそ、「やっぱり頼んで良かった♪」という満足に繋がりますね。
ポイント3:理念を持って会社経営をしていること
「うちはいい仕事をしますよ」「○○という保証をしますよ」というような表面的なことは、簡単に言えるものです。
それよりも、
「なぜ、今の仕事をしているのか?」という動機を聞いてみてください。それがいわゆる”理念”になります。
そして、あなた自身もその会社の理念に共感や賛同できるかどうか考えてみてください。
ポイント4:服装は綺麗かどうか
人はまず見た目で判断します。塗装業者さんというと作業着にペンキがついていて汚いとうイメージがありますが、住宅塗装専門の塗装業者さんの場合、比較的きれいな作業着を着ています。なぜなら、直接お客様のお宅へ行き接触している間に、幾度となく注意を受けた経験があるからです。そのため、しっかりしている塗装店ほど、服装は綺麗にしいています。
このような作業着の特徴を見るだけでも、良い業者さん選びのヒントになります。
ポイント5:施工中の現場は整っているか
現場は正直であり「その会社の全てを物語っている」と言っても過言ではありません。
①作業車の中は綺麗に整っているか。
②車はしっかり洗車されているか。
③「ネタ場」と言われる、現場の材料置き場は整理されているか。
このようなところをお散歩のふりをして確認してみてください。ただし、たまたま片付いていないこともあるかもしてないので、少し大きな目で見て頂けましたら助かります。
基本的には現場が整っているお店はしっかりしたお店です。
ポイント6:職人さんの見た目に清潔感があるか
当たり前ですが、派手な髪色・不精髭などはNGです。これは道徳的議論ではなく、そのような職人がいるお店は、全国的にも良いお店はありません。そのため、この時点で候補から削除してもOKです。
施工技術力が高いお店であるほど、若い職人さんでも清潔感があって爽やかな方が多いものです。そして年配の職人さんでは感じの良い笑顔の方が多いものです。
ポイント7:言葉遣いや文字が丁寧か
こちらについては、塗装だけでなくあらゆる人間関係でも言えることではありますが、特に外壁塗装という高額商品の意思決定を行う場合には、言葉遣いや文字が丁寧かどうかを確認されてみて下さい。人間性を見るために極めて必要な要素となります。
しかし、必ずしも正しい言葉遣いでなかったとしても、その裏にある「思い」を感じて頂けますと幸いです。
こんな言い方すると職人さんに大変失礼ですが、
私たちの塗装業界には中学を卒業して職人になった方が多いです。そのような方は学生時代にはあまり勉強をしてこなかったため、文字等も上手に書けないことが多々あります。それでも「丁寧に書こう」という意識を持っている人は、必ず良い工事を行います。
ポイント8:代表者は”職人”か
代表者も施工に携わり、施工技術を持っているかどうかがポイントです。
なぜなら、私たち日本建築塗装職人の会では、長年多くの施工店を見てきましたが、代表者が技術職に携わっているお店の方が、いつまでも良いサービスを提供していることが明確でした。
いくら提案や営業が上手でも工事に欠陥があれば、意味がありません。
工事ををするのは職人です。職人から叩き上げで這い上がった代表者はやっぱりいい工事をしてくれます。
ポイント9:事務所も整理整頓されているか
日本建築塗装職人の会で、日本全国の施工店を見させていただいておりますが、事務所が整理整頓されている業者さん=良い業者さんというのは、ほぼほぼ間違い方程式です。やや統計学的な要素はありますが、しかし、これは肌感覚で感じています。
当店も、いつお客様をお迎えしてもいいように、きれいに整頓してお待ちしております。
ポイント10:SNSを見ても信頼できそうか
今の時代SNSは当たり前のようにやっています。その際に、仕事以外の一面を投稿していたりします。いくら仕事が真面目でも、そこで、もし怖そうな人と遊んでいたり、ギャンブルやお酒などの投稿ばかりでしたらいかがでしょうか? 少し不安になりますよね。
住宅塗装は、工事してから10年以上のお付き合いになるのです。本当に信頼できる人を探すために、SNSは確認しましょう。
ポイント11:社員を採用し育成しているか
正直、採用は現代において難しい課題ではあります。しかしこれをクリアしている塗装店はやっぱり仕事ができて信頼できるでしょう。そのようなお店を経営する社長さんが増えることで、建築技術を継承していくことになり、建築業界全体をさらに成長させていくことにも繋がってゆくだと私たちは信じています。
ポイント12:どんな工事も対応する努力をしているか
塗装専門店でも評判の良いお店は、お客様からのあらゆるご要望にお応えしようと、どんな工事でも対応できるように技術を磨いています。
このようなお店は、お客様のための良いリフォームをしたいという強い「情熱」と、その情熱の延長線上にある「理念」兼ね備えています。
ポイント13:資格は取得しているか
住宅塗装工事業の代表的な資格は、”1級塗装技能士””2級塗装技能士”という資格です。ただし、この資格は幅広く塗装工事に適応しているため、必ずしも住宅塗装の実務において必要としいてるわけではありません。
しかし、1級塗装技能士を取得するために、実務経験7年を要するため、必然的に職人技術が高いことを証明しています。
その他、”1級施工管理技士””2級施工管理技士”なども現場を安全に、かつ、しっかりとした品質を保つための資格ではありますので、取得しているだけで信頼度がUPします。
もちろん、すべての資格を最初から持っている会社はありませんが、社員の資格取得を心掛けている工事店は、全国的に見ても信頼できる立派な塗装店が多いです。
ポイント14:工程管理表を見せてもらう
今はWEBでもチラシでも、「うちはいい仕事をしますよ」とアピールしているので、結局のところ何を基準に選んだらよいか分かりません。
そこで、最近施工をされた現場の『工程管理表』をお見せいただくよう訪ねてみて下さい
しっかりとした工程管理表があれば、工事もしっかりしていると思って良いでしょう。
もちろん、昔ながらの職人さんで、工程管理表を作成しなくても誠実なお仕事をしている方もいらっしゃいます。
ポイント15:施工宅を教えてもらい、訪ねてみよう
施工宅を聞いて、実際に見て、損することは何一つありません。ぜひ、お見積をお願いした塗装店に、過去の施工宅と住所を紹介してもらってください。そして、そのお客様のところへ、直接お伺いを立ててみて下さい。さらに、直接お話されてみてください。
確認する点は以下です。
・仕上がりの美しさ
・満足度
外壁塗装は車と同じぐらい”高額商品”です。だから、これぐらい調べた方が絶対に失敗しません。
まとめ:8つ以上クリアで、失敗しない塗装店です
チェックポイントを全てクリアしている塗装店は、全国で数えるほどしかありません。しかし、このような中で、現実的な判断指標を提示するとしたら、8つ以上該当する塗装店が、失敗しない塗装店と言えます。
山佐塗装店は、15のポイントの中で10個クリアしています。
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